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* HN:みわ
* 東京在住 * ダンナサマ &10歳と6歳と2歳の3人息子 * 趣味:読書、料理、食べること * コメント * 一部の書き込みの内容がナプキンの話なだけに、不快に感じた方がいらしたら本当にごめんなさい。「布ナプキンって結構いいよ」ってことをたくさんの女性に知ってもらいたくて書いていますので、ご了承ください。 * Link * mixiやってます Miwa's Room お買い物大好き♪ Grandvin 最新のトラックバック
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2004年 10月 24日
パラレルワールド・ラブストーリー 東野 圭吾 / 講談社 スコア選択: ★★★★ 東野圭吾さんの「パラレルワールド・ラブストーリー」を読んでみました。 東野さんの作品はもともと好きだったので、たまに図書館で見つけると 借りて読んでいます。 今回のこのお話、なんだか不思議な感じ。 本当に実現したらとても怖い「記憶の改変」がベースになっているんです。 過去の記憶が自分の本当の過去と変わってしまっていたら・・・。 しかも、その変わる前の記憶&変えたという事実を覚えていないとしたら。 想像すると、とっても怖いことだと思います。 主人公は自分の記憶がおかしいことに気がつきます。 時々夢で見る不思議な記憶。 自分の彼女が、実は親友の彼女だったというもの。 そして、その親友の彼女に片思いして、親友に嫉妬している自分がいるというもの。 目覚めてから、その夢を否定するたびに沸き起こる不安と罪悪感。 これが一体何なのか、気になっているうちにだんだん過去の記憶が蘇ってくるんです。 なぜ自分の記憶が2つあるのか不安になります。 今ここにいる自分は本当の自分なのか。 自分の知っている今の生活は、本物なのか。 最後はとても優しい終わり方なので、決して怖い話ではないんですけどね。 私は読み終わって、本当に過去の記憶を変えられる技術が開発されて それが使われるようになったら・・・、とても恐ろしいことだと感じました。 だって、誰かにとって不都合な過去を、勝手に消してしまうことができるから。 もちろん自分にとってもそうだけど。 確かにそういう過去の記憶を改変する必要がある人もいると思う。 何かの事件とかでトラウマになっている記憶を消すというのは有効な使い方なのかも。 でも、私は自分の過去で消してしまいたいようなことはないかなぁ。 今の自分を作ってきたものだから。 過去が変わってしまったら、今の私じゃなくなっちゃう気がする。 私が私じゃなくなる・・・。 それって怖いことですよね?
by tomokun_mama
| 2004-10-24 03:09
| 読書
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